日本の10代を取り巻く読書環境と、よく読まれている本:BookTok、Web小説、それから?
日本では明治時代以来、国の定めるカリキュラムとしては、年次に合わせてキャノンを何冊も読み進めていくスタイルの国語の授業にはなっていません
授業で課題図書を扱わないのに、全校一斉の自由読書の時間があるのはほかの国の人からすると奇妙な政策に見えます
日本では紙でも電子でもHi-Loジャンルの出版物自体がまれであり、アメリカには何社もある電子図書館向けの専業出版社はほぼありません
かつてよりは許容されるようになっていますがアメリカの公共図書館や学校図書館のように資料費の約10%を投じるのがあたりまえという状態にはほど遠い
デジタルコミックの利用に関しては韓国のほうが日本の子どもよりはるかに活発。これは事業者のビジネスモデルによるところも大きい(詳細は省略)
アメリカではやはり資料費の約1割をデジタルオーディオブックに割いている
私が登壇したセクションではポストクリティーク論の代表格であるリタ・フェルスキが基調講演を行ったため、フェルスキの議論と接続している
ポストクリティークでは情動や愛着といった既存の批評理論ではかえりみられなかったスタイルの読み方も、従来の批評と並列に扱い、肯定する。その議論と私のウェブ小説プラットフォームの分析を接続した
■告知
1月16日金夜に名古屋NBCで「この時代に図書館はどうすればいいのか」やります。『この時代に本を売るにはどうすればいいのか』のフレームワークを踏まえつつ、IFLAのアワード受賞図書館の事例などをもとに図書館の利用促進施策を整理してご紹介します。なるべく予算がなくても&日本でも参考になりそうな/できそうなものを中心にお話します。あとイベントは19時半からですが1時間くらい前からお店にいようかなと思っていますので話したいぞという方はお声がけください。ぜひご参加いただければ!
1月19日の神保町ZINE&BOOK FESにて「三省堂・東京堂・書泉 神保町新刊書店史」についてお話します。書泉の創業者が極左労組に対抗するために新右翼を社長室に常駐させていたことなど、楽しいエピソードがご紹介できると思います。
1月29日に茗荷谷で開催される電子図書館サミットにてミニ講演します。今回のNewsletterの内容とも深く関わる話をします。
1月30日に赤坂・双子のライオン堂とオンラインで昨年刊行した3冊の本について著者としてプロモーションのためにどう立ち回ったのか、何がうまくいって何をすればよかったのかの反省会というか、個人の著者は本を売るために何ができるのかという話をします。本が出る前からの準備が大事! 出版社の編集者や営業、宣伝の人たちにも観て(知って)もらいたいですね。
連載更新しました。子どもが好きなこわいはなしの「参加」という側面に注目しています。
週刊読書人にて『この時代に本を売るにはどうすればいいのか』のインタビューを受けました。デジタルだとあとからでも買えます。紙の方がいい方は今週木曜頃までに書店でお買い求めください。本の読みどころについてぎゅぎゅっとまとまっています。
「月刊子どもの本」にて「読書推進・再考」という連載をしています。1月発売の2月号に第2回掲載。第2回では読書週間のルーツが戦前の皇軍の武運長久を願うイベントだったことや、戦後の読書推進協議会結成からしばらくのあいだ出版社・書店は「本を売りたい」が図書館からすると「売書運動なら協力しがたい」という距離感があったこと(いまの「書店と図書館の連携」にも通ずる話ですね)などを書いています。
2月18日に滋賀県立図書館で図書館職員向けの講演をします。滋賀および近県でお声がけいただければ前後に合わせて予定を組みたいと思っていますのでご相談ください。
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