韓国、中国 漫画・webtoon関連記事まとめ1:制作支援、人材獲得、対読者施策

IMARTのウェブトゥーンパネル登壇に向けてニュース、記事の情報を整理したのでシェアします。ニュースのセレクトはKOCCA JAPANのKOCCA Content Biz NewsとJETRO上海コンテンツBizニューズレターで紹介されたものも参考にしています。韓国語からの翻訳はPapago、英語と中国語からの翻訳はDeepLを使っています
飯田一史 ichishi iida 2022.10.02
誰でも

制作支援、人材獲得

「うますぎて泣ける自動彩色AI…私より色塗りうまい」2022.03.06 朝鮮日報 IT産業 (全1,069字) 

ネイバー・ウェブトゥーンのソ・チュンヒョン・ウェブトゥーンAIチーム長は「AIで時間と労力を節約した作家のエネルギーは作品の完成度を高めることに使われるだろう」とし「AI時代においては、高い絵の技術を持った漫画家より、良いストーリーを創作する漫画家の方が優位に立つだろう」と語った。

NAVERウェブトゥーン、人工知能彩色サービス開始

NAVERウェブトゥーンAIチームが「WebtoonMe」プロジェクトを披露

「WebtoonMe」プロジェクトで開発する変換技術は、AutoDrawing技術の一部であり、ウェブトゥーンをより速く、ひいては自動で制作できる技術を目指すプロジェクトの一環です。 言わば、今回「WebtoonMe」で公開されたフィルターは、絵コンテの段階を写真にある程度代替できる可能性を開いてくれる技術になります。結果的に作家が創作にかける時間を極限的に減らし、ストーリーなどにかける時間を増やせる技術になる可能性があります。

NAVERウェブトゥーン、ウェブ小説原作のウェブトゥーン化のための脚色·・作画作家を募集

NAVERウェブトゥーンが、ウェブ小説原作のウェブトゥーン化のための脚色·作画作家の募集に乗り出すと発表しました。募集分野は脚色と作画で、脚色分野は新人の場合、オリジナル・ウェブ小説の脚色コンテ3話分、連載経験作家は連載作品のURLを代替して提出。 作画分野は、作家情報と50カット以上のスクロール型ウェブトゥーン原稿1話以上(2、3話ポートフォリオ代替可能)、または連載作URLを提出することになる。

「ノーブルコミックスの核心は脚色と演出」。D&CウェブトゥーンBizがコンテ公募展開催

コンテの原作となる対象作品、多くのファンに愛されている原作小説『この人生は宇宙大スター』、『本当に行ってくれる私だった』、『レベル999黒幕公女になった』、『頑張って働く課金技師』、『回帰警察のリセットライフ』の5作品です。
D&Cウェブトゥーンビーズは、「最近ウェブ小説原作のノーブルコミックスにおいて脚色と演出の重要性が高まるにつれ、力量あるコンテ作家を発掘·育成するために企画することになった」と公募展の趣旨を伝えた。

ウェブトゥーン原作分析とコンテ制作専門の「ARC STUDIO JAPAN」が発足

RIDI、ウェブ小説の自由連載プラットフォーム「diritto」をスタート

RIDIは良質のウェブ小説IP発掘に力を注ぐ一方、これをウェブトゥーンやOST、映像コンテンツなどへ拡大することに集中しており、人気ウェブ小説をウェブ漫画化した作品『Finding Camellia』、『邪悪な竜を育てることになりました』等を相次いで発表し、同時に売上上昇効果があったと伝えています。その結果、2021年の連結売上高は前年比30.9%となりました。
RIDIは今年2月、シンガポール投資庁をはじめ、産業銀行やNVESTOR、Atinum Investmentから大規模の投資を誘致し、ユニコーン企業に成長しました。

KAKAOPAGEグループがウェブトゥーンのPre-Production研修生を募集。

ウェブトゥーンのプリプロダクション課程は演出、作画、彩色、3Dスケッチアップ、PDの計5部門に分けて行われます。各専攻別に細分化されたカリキュラムが行われ、17人ずつ計85人の受講生が選抜される予定です。

ウェブトゥーンデータ分析会社「今日のウェブトゥーン」、計31億ウォン規模の投資誘致

「今日のウェブトゥーン」は、作品の商業的な成果を制作の初期段階に分析できるデータ分析サービス「ウェブトゥーンアナリティクス」を個人クリエイター対象に提供しています

ネイバーウェブトゥーン「グローバルストーリーテックプラットフォーム」、月間アクティブユーザー数が1億8千万人突破

 韓国のネイバーウェブトゥーンは2日、全世界に構築したストーリーテックプラットフォームの月間アクティブユーザー数(MAU)が2017年分社当時の4600万人から2022年3月時点で1億8000万人に増加したと明らかにした。 このうち「ネイバーウェブトゥーン(韓国)」、「ラインウェブトゥーン(LINEWEBTOON、東南アジア)」、「ウェブトゥーン(WEBTOON、北米·中南米·欧州)」、「ラインマンガ(LINEMANGA、日本)などウェブトゥーンサービスの月間ユーザー数は8200万人にのぼる。

 ネイバーウェブトゥーンは2015年にネイバーの社内ベンチャー(CIC、当社-In-当社)となり、2017年5月に分社した。同社は5年間、韓国国内で成功を遂げた「ストーリーテック(Story-tech)」のプラットフォームモデルをグローバル市場に拡大させてきた。 特に、誰でも自分の作品を公開できる「アマチュアコンテンツモデル」とウェブトゥーンプラットフォームで正式連載される「オリジナルコンテンツモデル」が全て備わったネイバーウェブトゥーンだけのプラットフォームモデルが海外でも成果を見せている。

 ネイバーウェブトゥーンはウェブトゥーンが不慣れな海外市場に早くも挑戦し、現在韓国、日本、北米、ヨーロッパ、東南アジア、中南米など全世界で計10ヶ国語でサービスを提供している。 特にアマチュア昇格システム、公募展などを各文化圏に適用し、現地クリエイターを持続的に発掘して「ローカルクリエイター生態系」を作った。

 現在、ネイバーウェブトゥーンのグローバルプラットフォームとワットパッドで活動するクリエイターは約600万人であり、累積作品数は10億編に達する。

 また、同社は▲多数のクリエイターとユーザーがコミュニケーションをとれる強力なグローバルプラットフォーム、▲堅固なビジネスモデル、▲源泉IPから2次·3次創作物につながる高度化されたIPバリューチェーンなどを土台に、ウェブトゥーンとウェブ小説をグローバルエンターテインメント市場の主要な知的財産権(IP)に成長させた。これに伴い、同社の年間取引額は2017年の約2400億ウォンから2021年1兆500億ウォンまで増加した。

 この他にもネイバーウェブトゥーンは自動的に彩色する「AIペインター」、不法流通複製物を監視する「トゥーンレーダー」などコンテンツドメインのAI技術開発にも先頭に立って創作環境を改善した。

ネイバーウェブトゥーン、日本・フランスなどからグローバル連載作家の50%を現地で発掘。ローカライズ作品も

世界最大級のアニメイベント「Anime Japan 2022」でLINEマンガで連載中のウェブトゥーン『先輩はおとこのこ』が「アニメ化してほしいマンガランキング」1位を獲得。3位には『仁藤と田塚の日常』がランクインした。

ネイバーウェブトゥーンは7月、フランスでウェブトゥーン公募展を開く。 昨年の公募展には1200人余りの志願者が集まったが、80%以上が新規作家だった。 大賞受賞作である現地ウェブトゥーン「ブラッド·イン·ラブ」(文·絵SalenFevrier)は発売直後に再生数100万回を突破するなど興行に成功した。

LINEマンガはネイバーウェブトゥーンの日本におけるプラットフォームも担っており、2作品いずれも日本現地で発掘された。

また、ネイバーウェブトゥーンは7月にフランスでウェブトゥーン公募展を開催する。昨年の公募展には1200人余りの応募があり、その80%以上はまだ無名の作家たちだった。

大賞受賞作である現地のウェブトゥーン作品『Blood in Love (原作・作画 Salen Fevrier)』は発売直後に閲覧回数100万回を突破するなど、興行的に成功を収めた。

世界中で韓国式のウェブトゥーンブームが巻き起こっている。昨年ネイバー(NAVER)とカカオのウェブトゥーン·ウェブ小説の取引額がいずれも1兆ウォンを突破したことからもその人気がうかがえる。

注目すべきは『女神降臨(原題:여신강림)』『俺だけレベルアップな件(나 혼자만 레벨업)』など、韓国のウェブトゥーン作品を輸出する=1.0段階を超えて、海外現地でウェブトゥーンを発掘する=2.0段階に入ったという点だ。

海外の読者の好みに合う作品と作家を発掘し、ウェブトゥーンのレベルを底上げすることが目標だ。

20日、業界の関係者によるとネイバーウェブトゥーンのグローバルサービスにおける正式な連載作家のうち、50%以上がネイバーウェブトゥーンが導入した新人作家の登竜門「挑戦漫画(도전만화)」を通してデビューした。

このサービスは誰でもウェブトゥーンを投稿できるというもので、人気作品は正式な連載作品に昇格する。北米·南米·欧州では「キャンバス」、日本では「インディーズ」という名前で運営されている。

タイ·インドネシアは70%がキャンバスに登壇した。 今年下半期にはドイツにもキャンバスを導入する。 ネイバーウェブトゥーン関係者は「現地クリエイターにウェブトゥーンを始められる板を敷くこと」とし「現地情緒と文化に合う作品の増加は自然に利用者増加につながる」と説明した。

実際、ネイバーウェブトゥーンは現地作品を前面に出してウェブトゥーン不毛の地である中南米で700万人の利用者を確保した。 「ムエルテノ·エスクリタ」、「ラテネブローサ·エブリン」などスペイン語オリジナル作品に支えられ、昨年の取引額が30%成長した。

単なるむしろを敷くだけでなく、クリエイターの育成にも乗り出す。 ネイバーウェブトゥーンはロードアイランドデザインスクール(RISD)、アートセンターなど米国内の30大学と協業し、ウェブトゥーン授業を進める予定だ。 タイで運営中の「トレーニングキャンプ」を他の地域に拡大する案も検討する。 トレーニングキャンプとはキャンバス優秀作家に韓国作家の演出·作画·彩色ノウハウを伝えるプログラムだ。 ユーチューブではウェブトゥーン教育映像も無料で見ることができる。

ネイバーウェブトゥーンの関係者は「1億8000万人いる月間ユーザーの80%が海外ユーザー」としながら「ユーザー間の文化的な違いは現地クリエイターの育成によって埋めていける」と話した。

また「韓国発のウェブトゥーンを海外で配信するというこれまでの次元を越え、現地のウェブトゥーン産業をリードしていくことになるだろう」と話した。

対読者施策

NAVERウェブトゥーン、読者で構成された新モニター制度「FRG」開始

KAKAOウェブトゥーン、「パイロットウェブトゥーンプロジェクト」受付開始

KAKAOウェブトゥーンが、新しい形式の公募展である「パイロットウェブトゥーンプロジェクト」を開始します。「パイロットウェブトゥーンプロジェクト」は、KAKAOウェブトゥーンに無料で連載される10話分の短編ウェブトゥーンを選抜し、当選作の中から中~長編ウェブトゥーンとして正式に連載される作品を発掘する方式の公募展です。

課題に対する示唆、打ち手を整理すると…

制作予算が高い、作るの大変

・自動着彩

・写真をAIで漫画化

有力原作制作、獲得、スクリーニング

・原作分析専門会社

・データ分析会社「今日のウェブトゥーン」

人材獲得、育成が大変

・工程別、とくに原作から絵コンテにする部分でコンテストする

・絵コンテ制作専門会社を使う

・工程別にプリプロ研修生を募集(カカオ)

・現地人材獲得、育成のための自由連載プラットフォームを作る

読者の巻き込み

・モニタ制度(カカオ、NAVER)

海外展開

・現地企業買収、資本提携

・現地人材募集

・アニメイベント、コミコンなどに出展

つづく

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