一昨日『ウェブ小説30年史』発売

一昨日2022年6月22日に星海社新書から新著『ウェブ小説30年史 日本の文芸の「半分」』が発売されました。
飯田一史 ichishi iida 2022.06.24
誰でも

恋愛する相手に「ドキドキする」ことよりも「安心感」を求めるという変化はかなり重要かなと。

これもなかなか衝撃的ですね。

アメリカの都市部のリベラルな若者はかつて以上に相当に左傾化しているようです。

僕も親なのですが油断するとこちらの規範意識を子どもに押しつけて怒ったり焦ったりがっかりしたりしてしまうので、時々それをメタ認知して子どものあるがままに目を向ける必要を感じています。

中学受験に際して、「校風を知った上で入ってきた同程度の学力の生徒が集まるから公立に行くより過ごしやすくて仲間もできやすい」という話がしばしば語られますが、統計的に見れば、自尊心や友だち付き合いの楽しさについては別に公立に行くのと変わらない。これはけっこう重要だと思っています。

教員の歴史を見ていくと、日本ではずっと教員は軽んじられていることがわかり、それで未来を担う子どもを育てろと言われてもと思いますね。

中学校の職員室で参与観察/エスノメソドロジーの手法で分け入ってどんな理屈で現場は動いているのかを書いていてめちゃおもしろかったですね。

大学の勉強(とくにゼミなど)をがんばることは社会に出てからも役に立つことが統計的に示されたという話です。

「他者との豊かな関係を築く能力や組織を動かす能力といった「対人基礎力」が伸びるとストレスマネジメントや自己効力感といった「対自己基礎力」が伸び、それと同期して課題発見力や計画立案力のような「対課題基礎力」が伸びる」、対人基礎力は小中から取り組むべき、というのは納得ですが、それができてないから学生のコンピテンシーが下がっていると。

『銭天堂』と『ブラックチャンネル』は似ているんですよね。

↑これを書いたらすぐに↓こういうことが起こったから、エレベーター雑誌(部数が乱高下する)コロコロはおもしろい。

コロコロ100万部突破の背景。年齢を上にも広げるのと、編集部自前で多面展開。大変だけどほかの媒体・コンテンツでも取り組めることはあると思います。

『ぷにる』誕生の背景にはコロコロが新人育成と発表の場づくりに取り組んだことがあるという話。結局、ヒット作るのに一番近いのはこれなんですよね。新人をたくさん集めて、試行回数を増やし、見込みがあるものを連載する。時間もお金もかかりますが。

中高生、とくに高校生の読書量改善にできることはまだまだあると思います。ただそもそも図書館、出版業界では中高生が何を好んで読んでいるのかが知られていないと思っていて、だから次の本ではそれを書きます。この『児童サービス論』でも高校生を図書館に呼び込むためにYAコーナーを充実させよう、ラノベを入れよう、と書いてあり、うーん、今のラノベを闇雲に入れても高校生は来ないですよ、と思いました。

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2021年12月~2022年6月までの仕事の紹介、やっと終わりました。溜めるといかんですね。ただ、連日まとめていたらニュースレターの感じを取り戻せてきた気がするので、仕事の紹介を中心になるべくマメな発行を復活したいと思っています。

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文春オンラインに『ウェブ小説30年史』抜粋掲載
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昨日『ウェブ小説30年史』発売
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